Photography by THINGMEDIA.Inc
Interviewed on June 2019
Webデザインやグラフィックデザイン、プラットフォームソリューションを通して、お客様の「おいかぜ」になることをコンセプトに、さまざまなプロジェクトを支援中。
使った後の効果

文賢をカスタマイズしてみた。
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Akaki
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ということで、今回は株式会社おいかぜでディレクター兼コピーライターを務めている柴田さんにインタビューさせていただきます。
柴田さんはお仕事の中で、どのように言葉と関わっているのでしょうか?
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Shibata
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社会人になってからずっと、文章を書くことを仕事にしています。
学生時代から、SNSによく日々の出来事を綴っていて、文章を書くことが好きだったんです。
大学卒業後、新卒でコピーライターとして広告代理店に入社したことをきっかけに、キャッチコピーを書いたり、インタビューの記事を書いたり、言葉を仕事にするようになりました。現在はフリーランスとしてさまざまな企業さんやチームに関わっていて、株式会社おいかぜでは、Webサイトやパンフレットなどの制作をしています。
また、別のチームでは、広報担当のような立場で、Webサイトの記事やFacebookの投稿内容を書いて、世の中に情報を発信しています。 -
Akaki
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コピーライターや広報など、いろいろな立場で文章を書いていらっしゃるんですね!
なぜ文賢を使おうと思ったのでしょうか?
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Shibata
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文賢のことをTwitterで見かけて、「いいなぁ、使ってみたいなぁ」と思っていました。
そんなときに、独自の表記ルールがあるチームで広報を担当することになったんです。「この送り仮名は書かない」「この単語は漢字で書く」というルールがたくさんあって、私が普段文章を書くときの方針と違う点もたくさんありました。
そのため、表記ミスを見落としてしまうことがあり、校正担当の方に何度も手間をかけてしまって・・・。そこで、文賢を使ってみることにしたんです。
ユーザー辞書に表記ルールを登録し、漏れがないかチェックするようにしました。 -
Akaki
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それが文賢をお使いいただいたきっかけだったんですね。
文賢の辞書機能では、「開く(ひらがなで書く)」「閉じる(漢字で書く)」などの表記ルールを自由に追加・編集できるので、柴田さんのように、自分だけのオリジナル辞書をカスタマイズしている方も多いです。
実際に文賢を使ってみて、表記ミスは減りましたか?
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Shibata
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はい、減りました。
とてもありがたかったです。

文賢は自分が気付かなかった視点を教えてくれる。
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Akaki
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文賢を仕事の現場で積極的に使ってくださっていてうれしく思います。
もし、文賢の印象を一言でいうのなら、どんな言葉になるでしょうか?
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Shibata
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そうですね。
「文章を書く人の背中を押してくれる存在」だと思います。文章を書くのって、とても孤独な作業だと思うんです。
自分が書いた文章を、何回も何回も自分で読んで、一晩寝かせて、また自分で読んで・・・。私の知り合いのライターさんは、「ライターの仕事は、ずっと壁に向かって一人でしゃべり続けるようなものだ」と言っていました(笑)
でも、文賢を使うと、「ここ、きちんと確認した?」「ここ、この表現で本当にいいの?」と寄り添いながら問いを投げかけてくれるんですよね。
誤字脱字の可能性がある箇所や、注意したほうがよいポイントにハイライトを入れてくれるとき、そのコメントの出し方に背中を押してくれるような温かさを感じます。
とくに、私は長い文章を書くときに文賢を頼りにしています。
自分ひとりで文章を書いていると、推敲のたびに「あっ、これ気付けていなかった・・・!」と思うことが多くあったのですが、文賢で確認することで、見なおす手間が減りました。 -
Akaki
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このようなことを聞くのは恐縮なのですが、たとえば、柴田さんの文章の場合、文賢はどんなことをよく指摘しますか?
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Shibata
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よく指摘してくれるのは「助詞の連続使用」です。
文賢を使うまであまり気にしたことがなかったのですが、同じ助詞が続くとリズムが悪くなってしまったり、わかりづらい文章になってしまうんですよね。
文賢でチェックするたび、自分の文章のクセが見えてくるので、ちょっと恥ずかしいです(笑)

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Akaki
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ちなみに、文賢のいろいろな機能のうち、好きな機能はありますか?
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Shibata
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「機能」というわけではないのですが・・・「すごくいいな!」と思っているのが、文賢のアドバイスはすべて口調が丁寧で優しいことです!
たとえば、文賢のハイライトで出てきた指摘は、すべて「~かもしれません」というような優しい言い方なんですよね。
文賢は「こう書いた方がいいかもしれないよ」と寄り添って一緒に考えてくれる存在。
一緒にいて気持ちがいいツールです。 -
Akaki
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うれしいです・・・!
まさに、文賢は「柔らかな問いを与えてくれるツール」を意識しています。
たとえば、指摘した箇所を直すにしても、相手を説得するのではなく、相手に納得して自分で考えてもらいたい、と。
そのためには、どう伝えるかが大切だと思っています。
文賢のこだわりに気付いてくださり、ありがとうございます。

だからこそ、相手の気持ちを想像しながら、言葉を紡ぎたい。
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Akaki
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柴田さんが文章を書くときに気をつけていることはありますか?
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Shibata
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読み手がどう受け取るかを想像して言葉を選ぶことは、常に意識しています。
プライベートでSNSに他愛のないことを書くときも、投稿する前もした後も、テキストを何度も読み返して気になったところは編集してしまいます。言葉の怖いところって、相手との物理的・心理的な距離にかかわらず、人を傷つけたり、人に影響を与えたりしてしまえることだと思います。
こぶしだったら目の前にいる人のことしか殴れないけれど、言葉は紙や音声、テキストデータなどのさまざまな形で、自分の想像が及ばないところまで届いてしまうことがあります。
受け手によって、言葉の解釈はいろいろです。
すべての解釈を想定することはできないけれど、なるべく読み手の気持ちを想像してから言葉を紡ぐことが大切だと考えています。 -
Akaki
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柴田さんが書かれた文章を読んでいると、その先にいる読者の方の姿が見えてきます。
それって、読者の方の気持ちをしっかり想像し、使う言葉を選び抜いているからなんですね。

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Akaki
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それでは最後に、文賢へのメッセージをお願いします。
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Shibata
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私は言葉を大事なものだと思ってきたし、言葉がすごく好きなので、文賢に出会えてうれしかったです。
言葉を大切にする思いを、ツールとしてこんな形で表現している人たちがいるなんて・・・「すごい!」と思いました。
文賢を通じて、たくさんの人に文賢開発者さんの想いが届くといいなぁと思います。
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Akaki
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とてもうれしいお言葉です・・・!
たくさんの人に文賢を届けられるよう、これからも頑張ります。柴田さん、ありがとうございました!
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Shibata
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ありがとうございました!

人を想うこと
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