Interviewed on Feb.2021
今回は、マーケティンググループ サーキュレーションマーケティングユニットの藤田さまと大久保さまに、文賢を導入した経緯や活用方法を伺いました。
テクノロジーと創意工夫で、企業の生産性向上を支援しています。
2018年には、ユニコーン企業の創出を目指す経済産業省のプログラム「J-Startup」の対象企業として採択されました。
2019年に初の地方拠点となる関西支社を開設、2020年には九州と東海にも支店を開設するなど、急成長されています。
使った後の効果
コンテンツのクオリティを維持するために、編集をサポートしてくれるツールを探していた。
- Akaki
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今回は株式会社SmartHRのマーケティンググループ サーキュレーションマーケティングユニットの藤田さんと大久保さんに、文賢を導入した経緯を伺います。
本日はよろしくお願いいたします!
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Fujita
Okubo -
よろしくお願いします!
- Akaki
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「サーキュレーションマーケティング」って少し聞き慣れない言葉なのですが、具体的にはどんなことをしている部署なのでしょうか。
- Fujita
私たちサーキュレーションマーケティングユニットは「お客さまがお客さまを呼びたくなる仕組みをつくること」をミッションとしています。(※以下の図参照)
この流れを後押しすべく、オウンドメディアの運営やユーザーミートアップの開催など、さまざまな施策に取り組んでいるのが、サーキュレーションマーケティングユニットです。
- Fujita
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オウンドメディア運営やミートアップの開催以外にも、導入事例や活用事例を制作してセールスやカスタマーサクセスの後押しをしたり、eBook(電子で読める冊子)を制作してリードジェネレーションやインサイドセールスを支援したりと、他部署と協働しながら、さまざまなコンテンツマーケティングを実施しています。
- Akaki
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まさに、お客さまがお客さまを呼びたくなる「循環(サーキュレーション)」のような仕組みをつくる部署なのですね!
- Okubo
実は、サーキュレーションマーケティングユニットは2020年7月から始動した新しいチームなんです。
もともとは「メディアユニット」という名前で、「SmartHR Mag.」などのオウンドメディアの運営やeBookの制作など、コンテンツマーケティングの推進を中心に取り組んでいました。
しかし、サーキュレーションマーケティングユニットに生まれ変わってからは、これまで手掛けていたコンテンツマーケティング以外にも、お客さまとの関係を築いていくカスタマーアドボカシーの領域や、ユーザーミートアップの企画・運営なども担うようになりました。
そうやって業務が広がるなかで、いかに既存のオウンドメディアやコンテンツ制作もこなし、成果を出していくかが課題となりました。
新しい取り組みにもチャレンジしながら、既存のコンテンツのクオリティも保っていくためには、コンテンツ制作のプロセスを圧縮し、効率化する必要があると感じていたんです。
- Akaki
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部署の担うミッションが拡張されたことで、業務が多岐に渡るようになったのですね!
コンテンツ制作において、具体的にどんなプロセスに時間がかかっていたのでしょうか。 - Okubo
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記事を執筆したあとの「編集」のプロセスですね。
SmartHRの記事は、基本的に本人以外にダブルチェックをしてもらってから公開する流れなのですが、そのレビューにどうしても時間がかかってしまっていました。また、どれだけ一生懸命チェックをしたとしても、やはり人間の目だけでは誤字脱字を見落としかねないので、機械的にチェックできるツールがあったらいいなと考えるようになりました。
- Fujita
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最近は、既存のコンテンツを、別のタッチポイントにあわせて「再構成・再編集」する機会が増えてきました。
たとえば、4,000字程度の事例記事を、細かい表現を調整しながら1,200字くらいのボリュームにし、導入事例集としてeBookにまとめ直すようなこともあります。このように、もともと知っているストーリーを再編集するときは、文章の流れが頭に入っている分、どうしても誤字に気づきにくくなってしまうんですよね。
そこでツールの導入を検討しはじめました。
- Akaki
たしかに、リライトの場面では誤字脱字が起こりやすいですよね・・・!
編集作業の効率化と、人間の目だけでは見逃してしまうような部分をチェックしたいと思い、ツールの導入を検討されたのですね。
最後の決め手は信頼できる人たちの声だった。
- Akaki
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導入するツールはどのように決めたのでしょうか。
- Okubo
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文章作成をサポートしてくれるツールを導入するにあたって、文賢だけでなく、他社さんのツールも入念に比較検討をおこないました。
無料・有料のツールはひと通り調べたと思います。各社の導入事例からツールの比較サイト、個人の方がレビューしている記事など、職業柄もあって隅々まで読みこみました。
- Akaki
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しっかりと比較検討したうえで文賢に決めてくださったのですね!
とても嬉しいです。ちなみに、文賢を知ってくださったきっかけは何だったのでしょうか?
- Okubo
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文賢のことはもともと知っていたんです。
文賢を運営しているウェブライダー代表の松尾さんと面識があったり、文賢の評判をSNSでも見かけることがあったので、興味をもっていました。 - Akaki
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ありがとうございます。
文賢のどのような部分に魅力を感じてくださったのでしょうか。 - Okubo
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文賢は、誤字脱字チェックなどの「校閲支援機能」だけでなく、文章を読みやすくするための「推敲支援機能」や、言い替え表現を提案してくれる「文章表現機能」もあるのが魅力的でした。
また、Windowsにしか対応していないツールもある中、Macでも使えますし、文賢はクラウドツールなので、インターネット環境があればどこからでもアクセスできるのがいいですね。
クラウドツールだからこそ、今後の機能拡張や改善のスピードが早そうなところも期待しています。 - Akaki
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拡張や改善のスピードはSaaSツールならではだと思います。
たとえば、文賢の「校閲支援機能」の誤字脱字検出は、現時点ではデータベースやアルゴリズムに基づいて検出しているため、データベースにない言葉や、アルゴリズムでのチェックが難しい言葉は検出できない場合があります・・・!
そういった課題には、自社の研究やお客さまからいただいたフィードバックをもとに取り組んでいます。
日々アップデートし続けているので、今後の機能拡張も楽しみにしていただけると嬉しいです。文賢を導入することにした「決め手」は何だったのでしょうか。
- Okubo
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比較検討の最終段階では、Twitterの相互フォロワーさんに文賢を使っている方が複数名いたので、コンタクトをとってみたんです。
「実際に文賢を使ってみて、どうですか?」と。信頼できる人たちが「文賢おすすめだよ!」と話してくれたのを受けて、文賢に決めました。
- Akaki
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文賢を使ってくださっている方々が、導入の後押しをしてくださったのですね。
文賢にもお客さまがお客さまを呼んできてくださる「循環」が生まれていて、本当にありがたいです。
「編集力」を磨くことに集中できるようになった。
- Akaki
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実際に文賢を使ってみていかがでしょうか?
- Fujita
まず、ミスが減るのはもちろんなんですが、誤りではないけど人間だけでは気づきにくい「偏り」や「癖」がわかるのでありがたいなと思っています。
たとえば、文賢では「この文章は50文字以上なのに読点がありません」という指摘がでてくるので、「あ!たしかに文章が長くて読みづらいかもしれない」と気づけます。
- Fujita
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他にも、「同じ文末表現が連続しています」という指摘をしてくれるのも便利ですね。
「~です」「~です」「~です」と同じ文末が連続してしまうと、リズムが悪くなってしまうからです。日本語の誤りではないけれど、本人も知らず知らずのうちに出てしまっている「癖」や「読みづらくなってしまう原因」を教えてくれるのはありがたいと感じます。
- Fujita
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こういう「癖」のような課題って、指摘される側もわざとやっているわけではないし、指摘する側も「これ、毎回指摘していて少し言いづらいな」ってことがあると思うんです。
文賢という客観的な存在が指摘してくれることで、そういったストレスがなく、本人がミスや癖に気づけるのはよいですね!
- Akaki
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ありがとうございます!
文賢には、チームのコミュニケーションを円滑にするツールになりたいという思いもあるので嬉しいです。 - Fujita
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あと、シンプルに勉強になりますね。
先日、各所で見かけるような言葉でも「実はこれって不快語になりうるんだ!」と気づいたケースがありました。 - Akaki
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不快語や差別語は知らず知らずのうちに使ってしまうことが怖いですよね。
私も、文賢に自分の文章をかけて学ぶことがたくさんあります。 - Fujita
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単純な誤字脱字や言葉の誤用への対応に労力を割かなくて済むようになったので、文章構造やリズム感など、人だからこそ注力すべきところに時間を使えるようになったのが嬉しいです。
逆に言うと、文章構造やリズム感などは文賢でカバーしきれるわけではないので、人間だからこその付加価値を高めていくためにも、磨きつづけるべきスキルなんだなと思います。
チーム内でも、ダブルチェックの依頼をする際に「この記事、すでに文賢さん通しています!」とコミュニケーションをとっているので、「じゃあ、自分は読みやすさや表現に比重をおいてチェックすればいいんだな」という役割の明確化にも繋がっています。
- Akaki
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編集作業の効率化やクオリティの担保に文賢がお役に立てているようで、とても嬉しく思います。
- Akaki
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大久保さんは文賢を使ってみていかがでしたか?
- Okubo
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私は人事労務担当者向けの「SmartHR Mag.」というオウンドメディアを担当しているのですが、記事の内容は法律が絡むようなものだったり、公的な書類の書き方だったり、非常に専門性が高く、人事労務の深い情報を扱っています。
漢字や堅い表現が多いので、チェックするときに目がすべってしまうことが多くありました。
文賢に通すことで、パパッと修正ポイントやサジェストを出してくれるのはありがたいと感じています。
漢字の含有率を教えてくれるのも嬉しいポイントです。 - Okubo
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ちなみに、実は最近、サーキュレーションマーケティングユニット以外にも、広報チームが文賢を導入してくれました。
SmartHRには、マーケティンググループ以外にも編集を担うチームがいくつも存在しています。
今後も、社内の編集組織の生産性アップのために文賢導入を検討するかもしれません。 - Akaki
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とても嬉しいです!
本日はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました!
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Fujita
Okubo -
ありがとうございました!
※本インタビューに記載の肩書きや数値、固有名詞、場所などは取材当時(2021年2月)のものです。
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